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消えるオス：昆虫の性をあやつる微生物の戦略 (化学同人 DOJIN選書)
陰山 大輔 (著) 2015/7/3
http://www.amazon.co.jp/dp/4759816666/
だいぶ前に出たこれですが図書館にあったので軽く読んでみました
淡々といろんな生物の感染事例とかデータ載せていく形で資料としてはかなり優秀でした
というかこれだけで女体化エイリアンとの戦い読んでるような気分にさせてくれます
メスにも感染して不妊が治る代わりボルバキア入りの子しか産めなくさせるっていう女体化ウィルスというか苗床化ウィルスと呼んだほうがいいみたいなのですが（もちろんオスも女体化できる代わりにボルバキア入りの子しか産めなくなる）
この強制的に感染させるんでなく交換条件を持ちかけるあたりがほんと卑劣な悪役すぎていやらしいです
最近は実際にボルバキアわざと感染させてウィルス持ちの蚊をメスだらけにして絶滅させるプロジェクトとか始まってるようで
最近はいろんな意味で現実が小説に追いつきそうですね
専門用語まみれで疲れる本なので慣れてない人は元気あるとき少しずつ読むのがいいかと思います