「オレが私になるまで」佐藤 はつき | 全件表示 |
「元男子」という事情を話してない以上、事情を知らない者はアキラを「女の子」として扱う。アキラ自身も戸惑いつつも慣れていき、事情を知っている母の思いやりとはいえ、友達が結ってくれた髪を解かれたことにも「今日一日そのままね」と言われた約束が守れなかったので気にしているようだ。
男の時に女子にした悪戯が原因である以上、自業自得ではあるが「女子の友達と親しくなること」に罪悪感をを感じているようだ。
教師との面談で勧められた「異性装が認められる学校」だが、アキラの場合は「誤魔化しが続くだけ」じゃなかろうか。